FC2ブログ

待ちに待った待望の新作♡
もちろん有川ひろさんというだけで即買いです♪

ストーリーは、映像制作の現場で働く
若者がいろんな経験をして成長していくお話。

ギョーカイ的なのか、パワハラやセクハラがあったり
いじめに近いことがあったり、
そんな中で自分なりの筋を通して
まっすぐ仕事に向き合う姿が
すごくよい。

若さや経験不足ゆえ
たくさん失敗をして、イタい思いも
しながら、先輩たちから
仕事のイロハだけでなく
いろんなことを学んでいく。


『図書館戦争』のようなベタ甘満載というよりは
『フリーター、家を買う』みたいな成長ストーリーでした。
相変わらず読みやすくて楽しくて
読み終えてしまうのが寂しくなる感じです。

続編でないかな。





スポンサーサイト



真実は本人たちにしか分からないものだ、

ということをしみじみと思う。


一言で言ってしまえばロリコンの男性と少女の話で、

表面的には世間の一般常識から外れるけど、

男性は純粋に優しくて

少女は全面的に男性を信頼していて

二人の間には絆がある。


もしこれがロリコンと少女ではなく

普通の恋人なら何の問題もないわけでしょ?

ただ関係性が違うというだけで

周りから色眼鏡で見られて、それこそ理不尽な気がする。


ただ言えることは、周囲からどう見られようと

本人たちが信じあって寄り添って生きていくことを

非難する気には全く慣れない、ということ。


確かに、ストーリーでいえば、社会的手続きを踏んでいれば

ここまで大きな問題にはならなかったとは思うけど、

でも二人の関係は愛おしくて応援したくなるものだった。


思考や嗜好がマイノリティであっても

人としての価値は変わらないし、

マイノリティだって幸福を追求してほしい。

そもそもマジョリティが正しくて、

マイノリティが間違っているなんてことない。




私自身がマイノリティのせいか、

マイノリティの生き方を肯定する(ように感じる)

凪良ゆうさんの作品にとても共感を覚える。




医療のあり方って、とても繊細で難しい問題。

医療に携わる者にとっては、

可能性があればできる限りの治療をするのが

スタンダードだけど、

それが必ずしも患者が望むものではない場合

どうするのか。

プロフェッショナルである医師に従うのか

それとも自分の好きなように選択できるのか。



私が患者であれば

無理な治療をして辛い思いをするなら

命を縮めることになっても

穏やかに残りの人生を送りたいと思うし、

人生の終わらせ方を自分で決める

尊厳が欲しいとは思う。

でも医療ではそれが難しい部分もあるのが現実。


どう死ぬかは、どう生きるかを決めること。



将来、人生の終末が見えた時どうするか、

いろいろ考えるきっかけになった。






読んだら毎日でも日記を書きたくなった!

って思うほど日々の行動や思考を書くことは

大切だということが分かった。

書くことで内省できるから、

気持ちの整理ができるし

本当はどう思っているのか

何をすべきだったか

掘り下げることができる。

それに

常に目標を意識しながら書けば

目標に近づくためにどうしたらよいか

具体的に落とし込むことができる。

それを日々行えば

何ができて何ができていないか

目標に対して

どのくらいの位置にいるか把握できる。

そうすることで目標に向かって進みやすくなる。



菊池雄星さんは高校時代、

毎日1時間を日記に費やしていたそう。

日記には野球のことだけではなく

人としてどう生きるか

人生の目標なども。




もし、彼のように具体的な夢がなかったとしても

よりよい自分になるためにも

日記を書いて

気持ちを整えることは

大きな効果があるんだと思う。


なんだか、日記を書かないことが

すごくもったいないことに思えてきた。




次の作品も楽しみになる新人作家さん現る!
(と思いました)


水墨画を全く知らない私が読んでも

存分に楽しめるくらい見事に描き切っていた。

専門的な技巧のことより、普遍的な人間に心理に落とし込んでいたから

すごく読みやすいし、奥深さが伝わってくる。

水墨画を愛している人なんだなというのがよく分かる。



ストーリーはベタな部分もあると思うけど、

両親を失くして喪失状態だった青年が、

気づいたら色んな仲間に囲まれていて、

夢中になれる対象=水墨画に打ち込んで

気力を取り戻していく過程は

とても細やかで情景が目に浮かぶようだった。



ハートフルで登場人物のみんなを応援したくなるような気持ち。




感想としては、良質な作品に接することができた喜びでいっぱいです。

作家さん、ありがとうございました。